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ハリウッド特急便
ヒュー・ジャックマン、コロナ感染をインスタで報告 オミクロン株がブロードウェイ直撃
(2021年12月30日11:15)
俳優のヒュー・ジャックマン(53)が28日(現地時間)、新型コロナウイルスに感染したことをインスタグラムなどで報告した。出演中のブロードウェイ・ミュージカルは休演し来年1月6日に復帰する予定だという。
ジャックマンは自身のインスタグラムやツイッターにマスクをして話す動画を投稿し「今朝コロナの検査の結果陽性になりました。風邪のような症状があり喉がかすれて鼻水が少し出ています。でも元気です。できることはすべてして、回復したらすぐにステージに戻ります。皆さんもどうぞ安全に過ごしてください」と語った。
コメント欄には「僕の口から聞いてほしかったんだ。新型コロナウイルスの陽性反応が出ました。軽い症状で、できるだけ早くステージに戻りたいと考えています。みなさんが健康で幸せな新年を迎えるよう愛を送ります」とつづった。
ジャックマンはブロードウェイのミュージカル「ザ・ミュージック・マン」(The Music Man)に出演中でハロルド・ヒル教授を演じているが、コロナ感染のために来連1月2日まで休演して同6日から復帰する予定だという。先週、ジャックマンの共演者で、主人公マリアン・パルー役を演じているサットン・フォスターもコロナウイルスに陽性反応を示し、クリスマスイブの公演を中止せざるを得なくなった。ジャックマンはフォスターの代わりに、アンダースタディであるキャシー・ヴォイトコが、ショーの数時間前に初めてリハーサルを行ったとショー終了後に観客に語っていたが今度は自身の感染となった。
ワシントン・ポスト紙(電子版)によると、今回の一連の公演中止は、感染力の強いオミクロン株の感染者が急増し、世界中の娯楽施設が再び閉鎖を余儀なくされていることに起因しているという。ブロードウェイで最近中止となった公演には、「ハミルトン」や、マイケル・ジャクソンのミュージカル「MJ」のように、まだプレビュー中の作品も含まれている。「ライオンキング」や「アラジン」なども公演中止となった。
米国疾病対策予防センターによると、オミクロンは現在米国で主流となっており、12月25日までの1週間の感染者の59%がオミクロン株と推定しているという。英国の呼吸器系ウイルスの脅威に関するアドバイザーグルプによると、「歌うことは、通常の会話や呼吸よりも多くのエアロゾルを発生させる」ことを示すいくつかの証拠があり、人々が集まって「ある程度の時間」歌うと、感染がより容易に拡大する可能性があるという。