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ハリウッド特急便
ジョニー・デップの運転手”ウンチ事件“証言「ハードは『失敗したひどい悪ふざけ』と言った」 ハード「そのような出来事は一切なかった」
(2022年4月30日22:30)
ジョニー・デップ(58)の元妻アンバー・ハード(36)に対する名誉毀損裁判で28日(現地時間)、デップのエグゼクティブ運転手兼警備員のスターリング・ジェンキンス3世が証言。ハードは”ウンチ事件“について「『失敗したひどい悪ふざけ』と言った」などと主張した。ハードは「そのような出来事は一切なかった」と否定。
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米サイト「TooFab」によると、ジェンキンスは、2人を乗せて運転中に2度、直接口論を目撃したと証言した。「それは彼女が口火を切りデップを巻き込もうとすると、彼は私に音楽を大きくするように言うのです」という。
ジェンキンスの証言の多くは、2016年4月21日に2人の関係が事実上終焉を迎えたとされる口論を中心に展開された。ジェンキンスは翌日、前夜に「アンバーからジョニーと喧嘩をしたと知らされ」、「彼の私物をバルコニーから通りに投げ捨てた」と言ったという。投げ捨てたとされる物の中には、デップのiPhone、財布、クレジットカードが含まれていたという。スターリングは、「Find My Phone」アプリを使ってiPhoneを追跡したところ、2人が住んでいた場所から「約6マイル(約8キロ)」離れたロサンゼルスのダウンタウンにあるスキッドロウだったという。ホームレスの男性が見つけてそこに持っていったという。取り戻した時の報酬は「420ドル(約5万5000円)、チキンタコス、チップス、リンゴ、フィジーウォーター」だったと明かした。
ジェンキンスは携帯電話を2人のマンションに持ち帰った後、ハードが友人や妹と誕生日を祝う予定だったコーチェラへ同行した。そこでスターリングは、「マンションを出る前に彼女がボスのベッドに残したサプライズに関する会話をした…排泄のことだ」と主張した。
彼女はそれを「失敗したひどい悪ふざけ」と言ったという。デップは先週、「ハードは犬のせいにした」と主張した。
しかし、デップを「ワイフ・ビーター(妻虐待者)と報じた英紙サンを名誉棄損で訴え敗訴した裁判でもそのことが取り上げられた際、ハードはそのような出来事は一切なかったと否定している。2020年、彼女の代理人はこの話を「まったく真実ではない」とし、「法廷での証拠が示すように、デップ氏は何年も前からこのようないたずらをすることを話し合っており、それは彼の贅沢なユーモアのセンスにかなったもの」としたうえで「デップ氏のチームは見出しをつけようとしているのです」と主張した。
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ジェンキンスはさらに、コーチェラでのハードの行動について問われ、「彼女は何の心配もなく」、彼女の誕生日に「はしゃぐためにそこにいた」と証言している。さらに「空腹時にマジックマッシュルームを食べ、白ワインを飲んだ後、会場で気分が悪くなった」と主張した。
反対尋問で、ハードの弁護士は、ハードがデップを訴えた虐待事件のいずれにもジェンキンスはいなかったと指摘した。また、コーチェラで体調を崩したのは当時妊娠していたハードの妹だと示唆したという。
4月11日に始まったデップとハードの名誉棄損裁判は6週間にわたって行われ様々な証人の証言が行われる予定。来週ハードが証言する。
■ジョニー・デップVSアンバー・ハードの”バトル“の経過
デップとハードは2012年に「ラム・ダイアリー」で共演したのがきっかけで恋愛関係になり、同年デップは長年のパートナーだったヴァネッサ・パラディ(45)との破局を発表。14年にハードと婚約して翌年2月に結婚したが、わずか1年3か月の結婚生活で16年5月にハードが離婚を申請。酒に酔ったデップからDVを受けていたとしてあざができた顔写真を公開して波紋を広げた。デップはDVを否定していたが17年8月にデップが700万ドル(約7億6300万円)を支払うことで離婚が成立した。これで一件落着かと思われたが続きがあった。
18年10月、デップが雑誌「GQ」(英国版11月号)のインタビューで、ハードに対するDVを全面否定して、ハードのDV告発で「シンデレラから醜い男にされた」などと激しく非難。さらにハードが同年12月ワシントン・ポストに手記を寄せて、(デップの名前は出さず)DVを告発したら脅され、決まっていた役を降ろされるなど報復されたと主張して、そうした社会構造を変える必要があるなどと訴えた。
その後デップが「ワイフ・ビーター」(妻虐待夫)と報じた英紙「サン」を訴え、さらにワシントン・ポストに手記を書いたハードを名誉棄損で提訴した。ロンドンの裁判所で行われたデップの名誉棄損裁判では、壮絶な夫婦喧嘩やデップのベッドにウンチが置かれていた“ウンチ事件”、デップの指切断事件、デップのドラッグ使用歴、ハードの3P疑惑など前代未聞の暴露合戦が繰り広げられた。判決は「サン」の記事は「おおむね事実」として名誉棄損の訴えは棄却されデップは敗訴。控訴も棄却されデップの敗訴に終わった。
2022年4月12日(現地時間)、ハードが2018年12月に米紙ワシントン・ポストに寄稿したコラムで名誉を棄損されたとしてデップがハードに5000万ドル(約62億5000万円)の巨額賠償金を請求した訴訟が米バージニア州フェアファックスの裁判所でスタート。ハードは1億ドル(約125億円)を請求して反訴している。