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ハリウッド特急便
アレック・ボールドウィンの映画「ラスト」銃誤射死傷事件、検察が証拠を検証開始 訴追大詰め
(2022年10月29日9;00)

アレック・ボールドウィン(64)主演の映画「ラスト」の撮影中に起きた銃誤射死傷事件で.警察が地方検事に捜査結果を引き渡し、検事が証拠の検証を開始したことが分かった。アレックらの訴追の行方が注目されている。
米サイト「TMZ」によると、米ニューメキシコ州サンタフェ郡保安官は27日(現地時間)、検事局に誤射事件に関する調査報告書を提出し、検事局は今後、刑事告発するかどうかを決定する前に証拠の「徹底的な検証」を開始する予定だという。
事件を担当する検事メアリー・カーマック=アルトワイズがアレックやて他の関係者を訴追するかが注目されている。検事局はすでに手の内を見せるかのように、ニューメキシコ州に捜査の資金援助を求めており、被告候補としてアレックの名前を挙げている。
地方検事局のスポークスマンであるヘザー・ブリュースターは、メアリーが証拠を持っている今、「捜査のプロセスの整合性を維持し、ニューメキシコ州の法律を施行し、正義を追求することになるだろう」とTMZに語ったという。
ニューメキシコ州サンタフェの撮影現場でアレックが撃った小道具の銃から実弾が発射され、撮影監督ハリナ・ハッチンスさん御胸に当たり死亡してから1年以上が経つが、アレックは彼女の死は事故であり、自分のせいではないと主張している。銃が正しく機能し、実弾装填されていないことを確認すべきだったと主張している。引き金を引いていないと主張し、撃鉄を戻した後、勝手に発射されたと主張しています。
■映画「ラスト」の誤射事件
事件は2021年10月21日(現地時間)、米ニューメキシコ州のロケ地で西部劇「ラスト」のリハーサル中に起きた。教会のセットでボールドウィンが小道具の銃を発砲し、撮影監督のハリナ・ハッチンズさんの胸に当たり死亡、彼女を貫通した銃弾が近くに居たジョエル・ソウザ監督の当たり負傷した。
昨年12月、ボールドウィンは米ABCニュースのインタビューで「引き金は引いていない」「銃に実弾が入っていたとは知らなかった」などと語った。ハッチンズさんの死は事故であり、自分に責任はないと主張。スタッフは銃に実弾が入っておらず、適切に空砲が装填されていることを確認するべきだったとしている。また、引き金は引いてなく、拳銃の撃鉄を戻した後、銃が勝手に暴発したなどと主張しているという。