-
芸能NewsEye
濱口竜介監督「悪は存在しない」ベネチア国際映画祭コンペ部門出品
(2023年6月26日13:30)

濱口竜介監督
濱口竜介監督(44)の「悪は存在しない」が、第80回ベネチア国際映画祭(8月30日~9月9日)の最高賞である金獅子賞を争うコンペティション部門に選出されたことが25日、発表された。同映画祭でワールドプレミア上映される。
同作は、昨年のアカデミー賞国際長編映画賞や、カンヌ映画祭の脚本賞などを受賞した濱口監督作品「ドライブ・マイ・カー」の音楽を担当した石橋英子さんから、ライブパフォーマンスのための映像制作を依頼されたことをきっかけで製作されたという。
同映画祭のは濱口監督、石橋さんをはじめ、出演者の大賀均、西川玲らが参加する予定だという。
濱口監督は、「偶然と想像」(2021年)が第71回ベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞。「ドライブ・マイ・カー」(2021年)が第74回カンヌ国際映画祭で大江崇充氏とともに日本映画としては史上初となる脚本賞を受賞。さらに昨年の米アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞の4部門にノミネートされ国際長編映画賞を序章。またニューヨーク映画批評家協会賞の作品賞などを受賞するなど国際的に高く評価されている。
「悪は存在しない」でカンヌ、ベルリンに続きベネチアと世界3大映画祭の制覇なるか注目される。
また、塚本晋也監督の最新作「ほかげ」が、同映画祭の革新的な作品を集めたオリゾンティ・コンペティション部門に出品されることが決まった。