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映画
A24 製作×主演ニコール・キッドマン「ベイビーガール」 キッドマンらインタビュー映像公開
(2025年3月28日11:30)

A24 製作×主演ニコール・キッドマンのタッグにて、第 81 回ヴェネチア国際映画祭にて最優秀女優賞を受賞、米「TIME」誌が 選ぶ「2024 年映画 No.1」を獲得するなど注目を集める映画「ベイビーガール」が28日に全国公開になり、キッドマンらのインタビュー映像が解禁になった。
映画界の最前線を駆け抜ける米スタジオA24とオスカー俳優が、まさかの企画で手を組んだ。愛する夫と子供、キャリアと名声―すべてを手にした CEOが、年下のインターンによって秘めた欲望を嗅ぎ分けられ、力関係が逆転、深みにはまっていく様を、行先不明のスリリングな展開と大胆な官能で描く本作はA24 史上、「最高に挑発的!」(TIME 誌)と絶賛された。
すべてを兼ね備えながらも、満たされない渇きを抱える主人公のロミーを演じるのはニコール・キッドマン。「役者として、人として、すべてをさらけ出した」と告白する圧巻の演技を披露し、ヴェネチア国際映画祭で最優秀女優賞を獲得。インターンの立場からCEOを誘惑する サミュエルに、『逆転のトライアングル』のハリス・ディキンソン。ロミーの夫のジェイコブ に、『ペイン・アンド・グローリー』で数々の栄えある賞を受賞したアントニオ・バンデラス。 監督は俳優としても活躍し、ニコールにあて書きした脚本でその稀有なる才能を開花させた ハリナ・ライン。
昨年北米2000館以上の規模で公開され、目の肥えた批評家や記者たちからも賞賛を浴びた本作。海外メディアがキッド マンの演技に対して、「ニコール・キッドマンのすべてを賭けた、これ以上の演技は思い浮かばない!」(Time Out)、「キ ッドマンがとにかく刺激的!」(Vogue)と最大級の賛辞を贈り、TIME 誌が選ぶ 2024年ベスト映画 No.1を獲得、VARIETY 誌でも年間 TOP10 に選出され、「今年最もホットな映画!」(Vulture)、「セクシーで大胆、予測不能!」(The Hollywood Reporter)、「私たちが求めるアドレナリンを与えてくれる!」(Daily Mail)と世界中を熱狂の渦に巻き込んでいる。
戸惑いと葛藤に激しく揺さぶられながらも、いつしかサミュエルとの刺激的な駆け引きに溺れていくロミー。ユーモアとロマンティックが交錯する綱渡りの果てに、ロミーのたどり着く先は──? 自分を愛することを讃える、新時代のエロティック・エンターテインメントが誕生した。
公開に当たって、主人公のロミーを演じたニコール・キッドマン、年下のインターン・サミュエルを演じたハリス・ディキンソン、そして本作のハリナ・ライン監督による 3 ショットのインタビュー映像が解禁になった。
本作で強さと繊細さを併せ持つサミュエルを演じたディキンソンは、インタビューの冒頭で本作に参加した理由を聞かれると、「脚本がすごく気に入ったし、相手役がニコールというのも楽しみだった。ニコールのような人との共演は役者冥利に尽きる」とキッドマンとの初共演を振り返り、脚本については「ユーモアやニュアンスが散りばめられていて初めて読むような脚本だった」と話す。演じた役 については、当初「(サミュエルを)どう演じていいかわからず、正直少し怖かったんだ」と当時の胸の内を明かしながらも、「だからこそワクワクしたんだけどね」と笑顔を見せる。
演じたロミーの印象を聞かれたキッドマンは、「彼女(ロミー)は、今まさに危機感を抱いている状態」と話し「すべてを手に入れたように見えるけど、本当に求めてるものとは違うから葛藤が生じる。力は持っていて何でも実現できてしまうけど、果たして自分に正直になっているのか」と分析。そしてその点こそが、本作の出発点でもあると語る。キャリアも私生活も頂点を極めながら、人生の岐路に立ちすべてを犠牲にしようとするロミーを振り返りながら、本作を「感情的でセクシュアルな冒険旅行(オデッセイ)」と表現する。
過去にも力を持つ女性を描いた作品が数多くある中で、女性監督や女性の主人公の視点から伝える重要性を問われたキッドマンは、「重要かはわからないけど、リアルで人間味がある」と答え、さらに本作に出演した理由については「今までにはなかった作風だったから」と明かす。
続いて監督も、90年代の数々のスリラー作品を男性監督が生み出してきた中で、それらを否定するのではなく「自分らしい物語にしたかった」と話す。本作で目指したことは、「ユニークかつ新鮮でモダンで楽しい物語を伝えること」。決して男性を排除しているわけではなく、「女性の視点は欠かせなかった」と話し、本作は「男らしさについても語っている」と説明する。
最後にキッドマンが「ロミーとサミュエルはある意味互いを癒してるんだと思う」と話すと、監督も「支配と服従という関係は常に入れ替わる。関係性は変化し、交互に相手を支配しようとする。そこが面白いし、感動的 でもある」と力を込めた。
ロミーとサミュエルのパワーゲームの行方、そしてその先にある感情や欲望、自分自身を愛することとは。キッドマン、ディキンソン、そして監督が「感情的でセクシュアルな冒険旅行(オデッセイ)」と表現する本作に注目だ。





【ストーリー】 ニューヨークである企業のCEOとして、大成功を収めるロミー。舞台演出家の優しい夫ジェイコブと子供たちと、誰もが憧れる暮らしを送 っていた。ある時、ロミーは一人のインターンから目が離せなくなる。彼の名はサミュエル、ロミーの中に眠る秘密 の欲望を見抜き、きわどい挑発を仕掛けてくるのだ。行き過ぎた駆け引きをやめさせるためにサミュエルに会いに行 くが、逆に主導権を握られてしまい…。
【クレジット】
監督/脚本:ハリナ・ライン
キャスト:ニコール・キッドマン、ハリス・ディキンソン、アントニオ・バンデラス、ソフィー・ワイルド
配給:ハピネットファントム・スタジオ
原題:Babygirl 2024 年|アメリカ|ビスタ|5.1ch|114 分|PG12|字幕翻訳:松浦美奈
公式 HP:https://happinet-phantom.com/babygirl/ 公式 X・公式 Instagram:@babygirlmoviejp
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#映画ベイビーガール
3 月28 日(金)TOHO シネマズ 日比谷ほか 全国公開