-
OTHER
大坂なおみ、全仏オープン棄権と休養を発表「うつ告白と会見拒否の真相」SNSで明かす
(2021年6月1日13:00)
全仏オープン女子シングルス1回戦で試合後の記者会見を拒否して罰金を科せられた大坂なおみ(23=日清食品)が31日(現地時間)、自身のSNSで全仏オープンを棄権することを発表した。また2018年の全米オープン以来うつに苦しんでいたことを明かししばらくコートを離れ休養することを発表して新たな波紋が広がっている。
— NaomiOsaka大坂なおみ (@naomiosaka) May 31, 2021
大坂は大会前に精神的負担を理由に試合後の記者会見に応じないことを表明。1回戦に勝利してコート上でのインタビューには応じたがその後の記者会見には宣言通りに応じなかった。これに対して主催者は罰金1万5000ドル(約165万円)を科し、今後も会見を拒否すればさらなる罰金、全仏オープンや4大大会の出場停止処分の可能性もあると警告していた。大坂はSNSで「怒りは理解の欠如」などと反発していたが、賛否両論が飛び交い大きな波紋が広がる中、大坂は棄権という選択をした格好だ。
大坂はツイッターに長文のメッセージを投稿して棄権することを明らかにした。
「私が数日前に(試合後の会見に応じないと発表)投稿したとき、この状況は全く想像できなかったし意図したものでもありません」とした上で「トーナメントにとってベストで、他の選手や私にとっていい状況は私が撤退して、皆がパリでテニスに集中することができるようになることだと考えました」としている。
「混乱は望んでいませんし、私の(会見拒否発表の)タイミングが理想的ではなかったこと、そしてメッセージをもっと明瞭にすることができたことを認めます。重要なことはメンタルヘルスを重要でないものにしたりその言葉を軽々しく使うことは決してしません。真実は2018年の全米オープン以来私は長い間うつ病を患い、本当に困難な生活を送ってきました」とうつ病をを明らかにした。
「私を知っている人は私が内向的な性格だということを知っています。そしてトーナメントで私にあった人は私がぼんやりとした不安をまぎらわすためにしばしばヘッドフォンをしていることに気づいています。テニスのプレスはいつも私に親切でしたが(特に私が傷つけたかもしれないクールなジャーナリストに謝りたいと思います)、私は普通の話し手ではなく、世界のメディアに話すときにとてつもない不安の波に襲われます。あなたたちに向き合いベストな答えをするのにとてもナーバスになり強いストレスを感じるのです」と記者会見で大きなストレスを感じていることを明かした。
「なので、ここパリですでに傷つきやすくなり不安を感じていたので自身の練習して木や会見をとばすのがベターだと考えたのです。そして(開幕に)先行して発表したのは、ルールは一部が時代遅れでそのことを明らかにしたいと思ったからです」と大会のルールの問題についても指摘した。
さらに「私は主催者に個人的に手紙を書き謝罪して、トーナメントが終わった後にもっと平和的に話し合いたいと伝えました」と今後話し合いをする意向があることを明かした。
そして「今はしばらくコートから離れますが、時期が来たらツアー主催者と選手やプレスファンによりよくする方法を話し合い田と思います。いずれにしてもみんが良くなり安全でいることを願います。みんなを愛しています。また会いましょう」と締めくくった。