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ハリウッド特急便
トム・クルーズ、カンヌ国際映画祭で名誉パルムドール受賞 「トップガン マーヴェリック」特別上映
(2022年5月20日12:20)

名誉パルムドールを受賞したトム・クルーズ(カンヌ国際映画祭の公式サイトから)
トム・クルーズ(59)が18日(現地時間)、フランスで開催中の第75回カンヌ国際映画祭で名誉パルムドールを受賞した。主演映画「トップガン マーヴェリック」が特別上映され、クルーズは30年ぶりにカンヌ映画祭に登場した。
米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、クルーズはカンヌ国際映画祭で名誉パルムドールを受賞しスタンディングオベーションで祝福された。クルーズは映画祭で最も権威のある賞を受賞し、感動して涙を流したという。
カンヌ映画祭は、「遥かなる大地へ」(1992年)以来30年ぶりに同映画祭に出席したクルーズに敬意を表し、ジェット機が会場の上空でフランス国旗の青白赤の3色の煙を吐く飛行を行うなど、レッドカーペット・プレミアを開催し、映画祭会長のピエール・レスキュールは、過去にカトリーヌ・ドヌーヴ、アラン・ドロン、ジョディ・フォスターなど15人しか受賞していない名誉パルムドールを、「トップガン マーヴェリック」の上映が始まる直前にクルーズに授与した。
クルーズは「時間をいただきありがとうございます」と観客に語りかけ「僕はみんなのためにこの映画を作りました。彼らは皆これを大きなスクリーンに映し出すために懸命に働いてくれました。今夜のことは決して忘れません」と語った。
ジェット機を自ら操縦するなどアクション満載の新作で、なぜ命がけで自分のスタントをするのかと疑問を持つ人々に対して「ジーン・ケリーに『なぜ踊るの?』と聞いた人はいないでしょう」と語ったという。
「トップガン マーヴェリック」は1986年に公開されてヒットしたクルーズ主演の「トップガン」の36年ぶりの続編。5月27日に日米同時公開される。