「トップガン マーヴェリック」、「タイタニック」を抜いて歴代7位に　米興行収入896億円

トム・クルーズ主演の「トップガン マーヴェリック」が、「アバター」（2009年）に抜かれるまで12年間、興行収入歴代1位だった「タイタニック」（1997年）を抜いて歴代7位になったことがわかった。

米サイト「TMZ」によると、5月27 日の公開以来、快進撃を続けている「トップガン」の37年ぶりの続編「トップガン マーヴェリック」は、米国内での興行収入ランキングで「タイタニック」を抜いて歴代7位となった。チケット売上は6億6200万ドル（約896億円）で、1997年のジェームズ・キャメロン監督の「タイタニック」の6億5900万ドル（約892億円）を約300万ドル上回った。

同作は先週末の興収が700万ドル（約9億5000万円）だった。公開11週目であることを考えると以前根強い人気を誇っているという。ちなみに日本でも興行収入100億円を超える大ヒットとなっている。

■全米興行収入/歴代ベスト10

1位 　「スターウォーズ／フォースの覚醒」（2015年）9億3666万ドル（約1283億円）
2位 　「アベンジャーズ／エンドゲーム」（2019年）8億5837万ドル（約1175億円）
3位 　「スパイダーマン：ノーウェイ・ホーム」（2021年）8億441万ドル（約1156億円）
4位 　「アバター」（2009年）7億6050万ドル（約1029憶円）
5位　 「ブラックパンサー」（2018年）7億ドル（約947億円）
6位 　「アベンジャーズ／インフィニティ・ウォー」（2018年）6億7800万ドル（約917億6000万円）
7位　 「トップガンマーヴェリック」（2022年）6億6200万ドル（約896億円）
8位 　「タイタニック」（1997年）6億5940万ドル（約903億円）
9位 　「ジュラシック・ワールド」（2015年）6億5340万ドル（約895億円）
10位　「アベンジャーズ」（２012年）6億2340万ドル（約854億円）


米国の映画記者や興行アナリストの中には、「トップガン マーヴェリック」が、年が明ければトップ3に入ると予想する人もいるという。しかし、同作より上の他の作品にはほかにも「スパイダーマン：ノーウェイ・ホーム」（2021年）、「アベンジャーズ／エンドゲーム」（2019年）、「スターウォーズ／フォースの覚醒」（2015年）などの大ヒット作があり、同サイトは、「パラマウントがこの作品をいつ映画館から引き上げるかは不明だが、仮に年末まで上映したとしても「トップガン マーヴェリック」は歴代5位にとどまるだろう」と予想した。

それでも、トムとパラマウントの両社にとっては素晴らしい業績であり、今でも人々が映画館に足を運びたいという願望があることを証明している。「トムはいまや世界の王者」と同サイトは報じた。