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ハリウッド特急便
ジョニー・デップ仰天!? 法廷で赤ちゃんを抱いた女性が「この子はあなたの子」と主張
(2022年5月24日12:25)
ジョニー・デップ(58)とアンバー・ハード(36)の名誉棄損裁判で、赤ちゃんを抱いた一般女性が法廷で突然「この子はあなたの子」と主張するハプニングがあった。
米サイト「TooFab」によると、傍聴席にいた女性が腕に赤ん坊を抱えて立ち上がり、子供の父親はデップと主張したため、法廷は一時騒然となったという。
この奇妙な出来事は、カメラが止められた朝の休憩時間に起きたため、テレビで放送されることはなかったという。
現場で取材していた米裁判ニュース「ロー&クライム」のキャスター、アンジェネット・レヴィは「クレイジーだった。突然、女性が…赤ちゃんを連れて法廷の後ろで立ち上がり『ジョニー、あなたを愛しています。私たちの魂は繋がっています』と言ったんです」。デップは振り返ってその女性に手を振ったが、彼女はただのファンではなかった。彼女は赤ん坊を抱き上げて、「この子はあなたの子です」と言ったという。
法廷にいた保安官代理は、その女性の元に駆け寄って「ここから出て行けという感じでした」とレヴィ。女性は法廷から追い出され、傍聴人に与えられるアクセスリストバンドを切り取られたという。
その女性は、法廷の外でベビーカーの横にずっと何気なく立っていたという。彼女はレヴィに、この計画を夫と相談し、「冗談だと思ったし、面白いと思った」と語ったという。レヴィのレポートによると、「その赤ちゃんはノーコメントだった」という。
“ウンチ事件”や”壮絶夫婦喧嘩“さらには”ドラッグ乱用証言“などの暴露合戦あり、ハプニングありの前代未聞のデップVSハード元夫妻による”名誉棄損裁判はいよいよ27日(現地時間)に最終弁論が行われて結審し陪審員が評決を下す。
■ジョニー・デップVSアンバー・ハードの”バトル“の経過
2012年に「ラム・ダイアリー」で共演したのがきっかけで恋愛関係になり、同年デップは長年のパートナーだったヴァネッサ・パラディ(45)との破局を発表。14年にハードと婚約して翌年2月に結婚した。
だがわずか1年3か月の結婚生活で、16年5月にハードが離婚を申請。酒に酔ったデップからDVを受けていたとして、あざができた顔写真を公開して波紋を広げた。デップはDVを否定していたが17年8月にデップが700万ドル(約7億6300万円)を支払うことで離婚が成立した。これで一件落着かと思われたが、デップが反撃して泥沼の裁判闘争が続いた。
2018年10月、デップが雑誌「GQ」(英国版11月号)のインタビューで、ハードに対するDVを全面否定して、ハードのDV告発で「シンデレラからカジモド(「ノートルダム・ド・パリ」の登場する醜悪な容姿の男)にされた」などと激しく非難。さらにハードが同年12月ワシントン・ポストに手記を寄せて、(デップの名前は出さず)DVを告発したら脅され、決まっていた役を降ろされるなど報復されたと主張して、そうした米国の文化・社会構造を変える必要があるなどと訴えた。
その後デップが「ワイフ・ビーター」(妻虐待夫)と報じた英紙「サン」を訴え、さらにワシントン・ポストに手記を書いたハード本人を名誉棄損で提訴した。ロンドンの裁判所で行われたデップが「サン」を訴えた名誉棄損裁判では、2人が法廷で直接対決して、壮絶な夫婦喧嘩やデップのベッドにウンチが置かれていた“ウンチ事件”、デップの指切断事件、デップのドラッグ使用歴、ハードの3P疑惑など前代未聞の暴露合戦が繰り広げられた。
2020年11月、判事は「サン」の記事は「おおむね事実」と認定して名誉棄損の訴えは棄却されデップは敗訴。控訴も棄却されデップの敗訴に終わった。
2022年4月12日(現地時間)、ハードが2018年12月に米紙ワシントン・ポストに寄稿したコラムで名誉を棄損されたとしてデップがハードに5000万ドル(約62億5000万円)の巨額賠償金を請求した訴訟が米バージニア州フェアファックスの裁判所でスタート。双方のさまざまな証人が証言し約6週間続く予定。ハードは、デップが匿名のアカウントを使って誹謗中傷を繰り返したなどとして1億ドル(約125億円)を請求して”倍返し“の反訴をしている。