-
映画
ホアキン・フェニックス&レディー・ガガ「ジョーカー: フォリ・ア・ドゥ」 べネチア国際映画祭で12分のスタンディングオベーション
(2024年9月5日21:30)
第81回ネチア国際映画祭で4日(現地時間)、ホアキン・フェニックスとレディー・ガガが共演した「ジョーカー: フォリ・ア・ドゥ」(原題/Joker:Folie À Deux)のワールドプレミアが行われ、12分のスタンディングオベーションで迎えられた。
米DEADLINEによると、上映後には観客の拍手と「ブラボー」の歓声、口笛、そしてガガとフェニックスへの称賛が劇場に響き渡ったという。温かい拍手が続く中、ガガは観客に手を振った。フェニックスが先にステージを降り、ガガは1分ほどフィリップスと一緒にいたという。
続編で、アーサー・フレック(フェニックス)は、アーカム州立病院に収容され、ジョーカーとしての犯罪の裁判を待つ身となる。二重人格に悩むアーサーは、ハーレイ・クイン(レディー・ガガ)と出会い真実の愛を得て、自分の中に常にあった音楽を発見する。2人おほかにブレンダン・グリーソン、キャサリン・キーナー、ジェイコブ・ロフランド、ハリー・ローティが出演し、ザジー・ビーツはソフィー役で戻ってくる。
フィリップス監督、フェニックス、ガガは記者会見で同作について語った。フィリップス監督は「2作目にはより多くの期待がかかる。より緊張感がある」と語った。さらに、続編で音楽を重要なパートにするというアイデアは、1作目の撮影現場でフェニックスと話し合っ手考えたことだと付け加えた。「1作目を覚えているなら、アーサーには音楽性がある。彼は自分の気持ちを表現するためによく踊っている」と指摘。そして「実際に音楽を持って来てくれるレディー・ガガを起用したらどうだろうと考えたんだ」と明かしたという。
ガガは前作に感動したという。「ホアキンの演技は非常に高いハードルを設定していたし、社会から誤解されている人たちの物語が語られるとき、俳優や監督は未知のものを見せてくれることがあると思う。ジョーカーでは、今まで理解できなかったものを理解し、見ることができたと感じた」と称賛した。
1作目の「ジョーカ」は2019年、第76回ベネチア国際映画祭で最高賞の金獅子賞を受賞し、第92回アカデミー賞に11部門にノミネートされ、フェニックスが初の主演男優賞を受賞した。全世界で10億7900万ドル(約1543億円)の興行収入を記録し、最近、「デッドプール&ウルヴァリン」が記録を更新するまで、R指定映画として史上初の10億ドル突破作品となった。
続編の「ジョーカー: フォリ・ア・ドゥ」は10月4日に米国で公開される。日本は10月11日公開。続編も金獅子賞の有力候補になるとみられ、V2なるか注目される。