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映画
アジア全域版アカデミー賞「アジア・フィルム・アワード」(AFA) ディーン・フジオカ日本人初のアンバサダー、岡田将生ユース・アンバサダーに就任
(2025年1月6日13:00)
アジア・フィルム・アワード・アカデミー(以下、AFAA)は、2025年3月16日に香港で開催予定のアジア全域版アカデミー賞「第18回アジア・フィルム・アワード」(以下、AFA)で、AFA史上初めて、AFAアンバサダーとアジア各国の4人の若手俳優からなるユース・アンバサダーの5人をAFAの顔として迎えることを発表した。
アンバサダーには、俳優としては初めて、ディーン・フジオカが就任。また岡田将生がユース・アンバサダーとして、オークベープ・チュティモン(タイ)、リン・ボーホン(台湾:林柏宏)、ロー・ジャンイップ(香港:盧鎮業)、とともに、18回目のAFAを盛り上げる。
この5人の才能あふれる俳優たちは、多様性に富んだアジア各地域から集い、それぞれ独自の文化、キャリア、演技スタイルを持ち、本年のAFAのテーマ「Empowering Ideas Together」を体現しているとしている。彼らはアンバサダーとして、AFAの授賞式や関連イベントに参加し、映画ファンと交流しながら、アジア映画の多様で豊かな文化の魅力を発信する。
フジオカは、香港でモデルとして活動を始め、映画『八月の物語』('05)の主演に抜擢され、俳優デビュー。その後台湾に拠点を移し、台湾の大人気TVドラマ「ホントの恋の*見つけかた(原題:轉角*遇到愛)」(‘07)や「笑うハナに恋きたる(原題:不良笑花)」(’08)等、数々のドラマ、映画、TV等に出演し、アジア全域で早くから注目を集めた。2011年から日本でも活動を開始し、NHKの「あさが来た」(15~’6)での演技が高く評価され、多くの賞を受賞。俳優業にとどまらず、音楽活動でもその多才ぶりを発揮し、ソロアルバムをリリースしたり、映画やテレビのテーマソングを手掛けるなど、ジャンルを問わず幅広く、またグローバルに活躍している。
岡田は、2006年のデビュー以降、数多くのテレビや映画の作品に出演し、活躍。初主演映画『ホノカアボーイ』(09)では日本アカデミー賞を含む国内映画賞の新人賞を多数受賞したほか、翌2010年には『告白』、『悪人』の際立った演技で対照的なキャラクターを見事に演じ分け、強い印象を残した。その後もアジア全域で人気の高いテレビドラマシリーズ「リーガル・ハイ」や「ゆとりですがなにか」など多くの作品に出演。また舞台でも活躍しており、多様なプラットフォームでそのダイナミックな才能を発揮している。近年も、第36回東京国際映画祭のガラ・セレクション部門では『ゴールド・ボーイ』(23)がワールド・プレミア上映されたほか、第16回のAFA最優秀作品賞を受賞した『ドライブ・マイ・カー』(濱口竜介監督)でも助演男優賞にノミネートされており、アジアだけでなく世界から活躍が注目される俳優の一人。
この他、ユース・アンバサダーには、日本でも人気を集めた『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』に主演し、第12回AFAにて新人俳優賞を受賞したオークベープ・チュティモン(タイ)、『六弄咖啡館(At Café 6)』で台湾・金馬奨の助演男優賞を受賞しているリン・ボーホン(台湾:林柏宏)、そして第36回TIFF ワールド・フォーカス部門で上映された『年少日記 Time Still Turns the Pages』に出演し、香港電影金像奨の主演男優賞にノミネートされたロー・ジャンイップ(香港:盧鎮業)など、活躍が注目される俳優が集う。
ディーン・フジオカのコメント「この度、第18回アジア・フィルム・アワードのアンバサダーを務めさせていただけることになり、大変光栄です。香港は、私が俳優としてデビューし、キャリアをスタートさせた場所です。皆さんと一緒にアジアの映画を盛り上げていけたらと思います。」
岡田将生のコメント「この度、第18回アジア・フィルム・アワードのユース・アンバサダーに選んで頂き、とても光栄に思っております。多くの映画関係者の方々が携わるこのアジア・フィルム・アワードに参加できることが出来て、嬉しい気持ちでいっぱいです。」
さらに、第18回のAFA公式キービジュアルデザインが発表された。今年のテーマは「Empowering Ideas Together」で、このテーマは、アジアの映画制作者たちが団結し、協力する姿勢を示しており、映画業界の力強く発展する未来を共に築いていくことを意味しているという。
第18回AFAのノミネート作品、審査委員長、また日程と会場については、2025年1月10日(金)の記者会見にて発表される。
■アジア・フィルム・アワード(主催:アジア・フィルム・アワード・アカデミー)
2007年に創設されたアジア映画を対象とした映画賞。東京国際映画祭は2013年より、香港国際映画祭、釜山国際映画祭と共にアジア・フィルム・アワード・アカデミーを創設し、アジアの映画業界と連携し、その年のアジアの映画人を表彰しスポットライトを当てることでアジア映画ファンの創出、世界へのアジア映画の振興、文化交流を図っている。
アジア・フィルム・アワード公式サイト:http://www.afa-academy.com