-
芸能NewsEye
俳優・千葉真一さん死去 82歳 コロナ感染し肺炎悪化
(2021年8月19日23:50)

俳優の千葉真一さんが19日午後5時26分、千葉県君津市の病院で死去した。82歳。同日、所属事務所が発表した。7月末に新型コロナウイルスに感染して療養していたが肺炎が悪化して8月8日に入院し治療していたが回復せず亡くなった。本人の意思でワクチンは接種していなかったという。東映「柳生一族の陰謀」やTBS系ドラマ「キイハンター」など数多くの映画やドラマで日本を代表するアクションスターとして一世を風靡した。「サニー・チバ」の名前で海外でも人気を博した。
千葉さんは1939年生まれ。福岡県出身。4歳のときに千葉県君津市に一家で転居。1957年、日本体育大学器械体操科に入学。64年の東京オリンピックを目指していたが跳馬に失敗してけがをして断念。59年、東映第6期ニューフェイスに応募して合格し、大学を中退して60年に東映専属に。同年NET(現テレビ朝日)の「七色仮面」で俳優デビュー。61年、「警視庁物語」シリーズで映画デビュー。同年、深作欣二監督のデビュー作「風来坊探偵・赤い谷の惨劇」に主演。その後「網走番外地・北海編」(65年)、「あゝ予科練」(68年)などに出演。「ヤクザ刑事」(70年)がシリーズ化された。深作監督、菅原文太主演の「仁義なき戦い・広島死闘編」(73年)で武闘派暴力団組長役を熱演して鮮烈な印象を残した。さらに「ボディガード・牙」(73年)、「激突!殺人拳」(74年)、「少林寺拳法」(75年)、「戦国自衛隊」(79年)など数多くの作品でアクションスターとして活躍。これらのアクション映画は海外でも人気を呼び「サニー・チバ」(JJ.SONNY CHIBA)の名前で有名になり、ハリウッド映画の「キル・ビル」(03年)、「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」(06年)にも出演した。
テレビでは1968年、TBS系ドラマ「キイハンター」(68年)が人気を呼び、フジテレビ系ドラマ「影の軍団」シリーズ、NHK大河ドラマ「風林火山」などに出演した。またJAC(ジャパン・アクション・クラブ)を主宰し志穂美悦子、真田広之、堤真一らを輩出した。
私生活では1973年、女優・野際陽子さん(2017年、81歳没)と結婚し娘の女優・真瀬樹里(46)をもうけ、テレビCMで共演するなど”おしどり夫婦“といわれたが1994年に離婚。1996年に28歳年下の一般女性と再婚して俳優の新田真剣佑(24)と眞栄田郷敦(21)をもうけた。女性とは15年に離婚した。