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ハリウッド特急便
ジョニー・デップ「パイレーツ・オブ・カリビアン」に復帰報道をプロデューサー否定「現時点ではない」
(2022年6月28日21:30)
ジョニー・デップ(59)が元妻アンバー・ハード(36)との名誉棄損裁判に勝訴しことを受けて、ディズニーがデップを「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズに復帰させるために「400億円契約」を準備中と一部で報じられたが、同シリーズのプロデュ―サーは英紙のインタビューで「現時点ではない」と否定した。
デップのシリーズ復帰を報じたのは米サイト「Poptopic」で、関係者の話としてディズニーは、デップがジャック・スパロウ船長に復帰するために、3億100万ドル(約407億円)の契約を準備していると報じた。スタジオはすでに「パイレーツ・オブ・カリビアン6」のシナリオを書き上げていて、「デップが彼らを許し、彼の象徴的なキャラクターとして戻ってくることを強く望んでいるの」(同関係者)という。
そうしたなか米NBCNewsによると、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのプロデュ―サー、ジェリー・ブラッカイマーは英紙サンデー・タイムズのインタビューでデップの復帰について「現時点ではない」といい「将来のことは決まっていない」と語ったという。
デップは「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」(2003年)の第1作から「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」(2017年)までシリーズ5作に出演している。今後「パイレーツ・オブ・カリビアン6」とジャック・スパロウ船長の初期の人生を描くスピンオフのディズニー・プラス・シリーズの制作が決まっているという。
デップはハードとの名誉棄損裁判で、ハードが2018年12月に米紙ワシントンポストに寄稿したコラムで、DV被害者とし主張したことで「パイレーツ・オブ・カリビアン」から降ろされるなどキャリアを台無しにされたと主張していた。一方、ハードの弁護士から「もしディズニーが3億ドルと100万頭のアルパカを持ってきても『パイレーツ・オブ・カリビアン』には戻らないというのは事実か」と聞かれて、デップは、「それは本当だ」と言い、スペインで開催された2021年のサンセバスティアン国際映画祭での記者会見でそう語ったことを認めた。そして「彼らはスパロウ船長の人形を売ることを止めなかった」などとディズニーを非難していた。