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映 画

「たべっ子どうぶつ THE MOVIE」「名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)」「パディントン 消えた黄金郷の秘密」のとっておき情報
(2025年5月10日10:15)
映画評論家・荒木久文氏が、「たべっ子どうぶつ THE MOVIE」「名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)」「パディントン 消えた黄金郷の秘密」のとっておき情報を紹介した。トークの内容はFM Fuji「Bumpy」(月曜午後3時、5月5日放送)の映画コーナー「アラキンのムービー・ワンダーランド」でパーソナリティ・鈴木ダイを相手に話したものです。
鈴木 よろしくお願いします。
荒木 早速、BGMがいつもと違いますね。5月に入って新緑の季節ダイちゃんは買い物に行ったくらい?
鈴木 番組の仕込みがあったり、なんかだらだらやってますね。
荒木 私は4月30日に箱根の方にお邪魔して・・・。
鈴木 ちょっとー、ゴールデンウィークな感じしてるじゃないですか!
荒木 5月1日に芦ノ湖の辺りとか大涌谷の方へ行ってきました。近場ですし空いてたですよ。
鈴木 えっ!?混んでないんですか?
荒木 混んでなかったですね。道も全然空いてたし。さすがに大涌谷の方は新しい遊歩道が出来たりしてちょっと混んでましたけど、朝早く行ったんで全然楽に入れましたね。
鈴木 真ん中に平日が入ってるからか今年は違うのかなあ。
荒木 本当に若葉の頃でビージーズの「若葉のころ」をドライブのおともにして行ってきましたけど。
鈴木 いいなぁー、ファースト・オブ・メイじゃないですか!
荒木 そうなんですよ。ファースト・オブ・メイだったんですよ。言うのも恥ずかしいんだけど原題は「ファースト・オブ・メイ」、「5月1日」なんですよね。
鈴木 感動します!その日にジャストな曲って。
荒木 それでちょっと話そうと思って、わざわざかけてもらったんですけど(笑)。
鈴木 なるほど。
荒木 あの「メロディフェアー」とともに1971年公開の作品「小さな恋のメロディ」。ダイちゃんは当然見てないよね?
鈴木 見てない見てない。後で知った後で聞くって感じですよ。
荒木 そうだよね。のちの名監督、ピンクフロイド関連でも有名ですけどアランパーカーが脚本担当してたんですけど。マーク・レスターとトレイシー・ハイド。何年か前に来日しましたが見事なじいちゃん、ばあちゃんになってましたね。
鈴木 当り前の話!
荒木 ということで、ガラッと変わってこの曲です。
~♫ スター・ウォーズのテーマ ~
荒木 むりやり映画にこじつけているような感じですが、実は昨日5月4日は「スター・ウォーズの日」だったんですよ。
鈴木 はいはいはいはい。
荒木 「スター・ウォーズの日」。かつて私たち、「ダイズベイダー」こと、鈴木ダイと荒木久文こと「アラキンスカイウォーカー」のスターウォーズコンビでやりましたよね(笑)。
鈴木 やりました!特番で何発か打ちましたね。
荒木 どうしても触れておかねばなりませんのでスターウォーズの話をしましょう。なんで5月4日がスターウォーズの日なのか、わかりますか?
鈴木 1作目が公開された日とか、そういうことですか?
荒木 有名なセリフがありますよね?「フォースとともにあらんことを」って。
鈴木 あれが何?なんで5月4日なの?
荒木 英語だと「May the Force be with you」。このメイ・ザ・フォースってことで5月4日。ダジャレですね。
鈴木 ダジャレでそんな日になっちゃってるってことですか?
荒木 そういうことなの。ご存知の方もいらっしゃると思うんですがスターウォーズシリーズの最大の公式ファンイベントの「スターウォーズ セレブレーション ジャパン2025」というのが、4月に開催されたんですね。
鈴木 スターウォーズマニアのリスナー多いですよ。
荒木 私は都合で行けなかったんですが、10万人ほど来場したそうですね。
日本では17年ぶり、2回目の開催だったんです。みなさん行きますよね。
その場で再来年2027年の5月に「スターウォーズ・スターファイター」というタイトルで、新作が全米公開されるということを。主演を務めるライアン・ゴズリングがサプライズ登場して発表されました。
鈴木 盛り上がらないはずないわ、それ!
荒木 更に、完結編以来の劇場公開作品「スターウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグリー」が来年の5月に日米同時公開されるんですよ。ファンには期待です。
…ということで、今日は5月5日の「こどもの日」ということで、月並みなんですが、お子さんと一緒におとなも楽しめる作品をポンポンご紹介していきたいと思います。
ところで、ダイちゃん、お菓子よく食べるよね?スタジオにいると。
鈴木 リスナーさんから頂いたり、ベビースターラーメン持ち込んだり。

荒木 「たべっ子どうぶつ」は食べたことありますか?
鈴木 当り前じゃないですか(笑)。好きな動物の取り合いになりますから。
荒木 そうね、国民的お菓子とも言われる、ギンビスと言う会社から出されているどうぶつ型ビスケットですね。うす~いサクサクの動物型の形に焼き上げた、英語でCATとか描いてあるんですよね(笑)。5月5日は言うまでもなく日本では「こどもの日」なんですが、「たべっ子どうぶつの日」でもあるんだそうです。
鈴木 なんだかなあ!マジですか!今日!
荒木 ギンビスさんが勝手に作ったらしいんですけど(笑)。5月5日を「「たべっ子どうぶつの日」にしたんですね、これ、世界的なお菓子らしいですよ。
実は、今 このお菓子「たべっ子どうぶつ」をテーマにした映画が上映中なんです。
鈴木 「たべっ子どうぶつ」をテーマにしてるの?
荒木 そうなんですよ。「たべっ子どうぶつ THE MOVIE」と言うタイトルなんですよ。
鈴木 あはははは。
荒木 ストーリーはおかしと人間が仲良く暮らす社会に、悪者が出現して迫害するんですが、戦闘力ゼロのたべっ子どうぶつたちもがんばって反撃して立ちあがるという単純な作品なんですけど。小さい子向けですよね。ところがこの作品声優として今を時めく新進俳優さんがいっぱい出演してるんですよ。「Travis Japan」の松田元太さんが「らいおんくん」やります。「ぞうくん」の声を水上恒司さん。話題の女優の髙石あかりさんが「ぺがさすちゃん」。みんな見ますよ。親御さん向けなのかな…たべっ子どうぶつのプロモーションみたいな映画ですけど(笑)。
鈴木 たべっ子どうぶつ、このあと売れるんでしょうね。
荒木 いいプロモーションですよね。
続いて、今公開中の子供と一緒に行ける作品は、何といっても「名探偵コナン」ですよね。
鈴木 出た!コナンはもう!ほんとコナンですね(笑)。

荒木 そうですね。紹介するまでもない「名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)」です。シリーズ28作目です。今回は雪山ミステリーなんですけど、前半はいろいろ複雑な警官の話しに公安警察が絡んできたりして、複雑な謎のパラドックスが渦巻いてるんですが。いつも思うんですが、こんな謎を、どうやって子供たちわかるかなと思って。
鈴木 そんなこみ入ったことが今の子どもたちはわかるんですか?
荒木 わかるんでしょうね。大人に向かってやってるのかその辺よくわからないんですけど…。後半はお馴染みのスケボー大活躍で、お子様大喝采のエンディングになってるんですが。前作の「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」は、興行収入160億円に迫る大ヒットだったんですね。今回はその前作のペースを上回っているらしいですよ。
鈴木 すげー!
荒木 まず「コナン」は押さえておかないといけませんね。そうそう、昨日5月4日、江戸川コナンと工藤新一くんの誕生日だったんですよ。。
但し、何歳になったかわかりませんね。とにかくハッピーバースデーですよね(笑)。
「名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)」、 真実はいつもひとつです。
あとは、「劇場版 僕とロボコ」というアニメ作品が注目です。これはテレビで放送したものをまとめたものなんですが、「ロボコ」という美少女メイドロボなんですけどマルチバースでいろんな次元のロボコが登場するという。少年ジャンプの原作を読んでいると面白いらしいです。
鈴木 僕の家にも来て欲しいなあ。美少女メイドロボ。
荒木 美少女メイドロボいいですね。(笑)。
もうひとつは、「マインクラフト/ザムービー」というタイトルです。これは「世界で最も売れたインディーズゲーム」と呼ばれる「マインクラフト」ヨーロッパの人気ゲームらしいです。これをハリウッドで実写映画化した作品です。
鈴木 売れそうだなー、なんかなあ。
荒木 全てが四角い異世界なんです。丸いものも四角になってるんですね。創造力を駆使してサバイバルを繰り広げるというお話でスペクタクルも十分で楽しめますよ。「マインクラフト/ザムービー」でした。
最後は5月9日今週の金曜日の公開です。「パディントン 消えた黄金郷の秘密」。

鈴木 パディントン…出た!
荒木 ご存じですよね、クマですね。水色のダッフルコートと赤い帽子と言えばわかるでしょう。クマだけど中身はとっても紳士的なクマです。このクマはイギリスに住んでるんですけど、実は出身地はペルーなんです。今回、パディントンの育ての親のルーシーおばさんに会うため生まれ故郷に帰るというお話なんです。ルーシーおばさんは「老人ホーム」ならぬ「老グマホーム」で暮らしてまして、パディントンはブラウン一家とともに故郷ペルーへやって来るんです。
しかし、ルーシーおばさんは、眼鏡と腕輪をホームのお部屋に残してどこかに行ってしまっています。パディントンたちはルーシーおばさんを探しに、地図を手がかりにインカの黄金郷、いわゆるエルドラドがあるといわれるペルーのジャングル奥地へ向かって旅をします。パディントン自身の秘密もそこに待ち受けているという、大冒険です。
鈴木 パディントンがニコラス・ケイジに変わったってそのままドラマになりますね。
荒木 そうだね(笑)。
鈴木 そのまま行けますね!
荒木 パディントンの声は前2作に続いてあのベン・ウィショーが担当します、日本語吹き替え版の松坂桃李さん。ほかの出演者もアントニオ・バンデラスとか、アカデミー女優賞を取ってるオリビア・コールマンとかね。この前ちらっとお話に出たヒュー・グラント、「異端者の家」の気持ち悪いおじちゃん。この人も悪役でチラッと出てます。
鈴木 ヒュー・グラントは今楽しいだろうな。人生、今いろいろやりたいことやって。
荒木 本当にイキイキとやっていますよね。美しいペルーの光景もちろん実写でクマだけアニメーションになってるんですけど、スケールが凄いですよ。
「ミッション:インポッシブル」とか、「インディージョーンズ」のオマージュみたいなのが入ってて素晴らしいです。
鈴木 登場人物がクマになってるだけじゃないですか、それ!凄いなあ!
荒木 凄いですよ。シリーズの中でも、最高傑作だという人多いですよ。
これも子どもさんと一緒に見に行けますのでお楽しみに。映画の中では歌の場面も多くて、日本語の吹替えはオリビア・コールマンの声をやってる吉田羊さんが歌を歌ってました。「パディントン 消えた黄金郷の秘密」ということで、5月9日公開です。
鈴木 ありがとうございます。

■荒木久文(あらき・ひさふみ)1952年生まれ。長野県出身。早稲田大学卒業後、ラジオ関東(現 RFラジオ日本)入社。在職中は編成・制作局を中心に営業局・コンテンツ部などで勤務。元ラジオ日本編成制作局次長。プロデューサー・ディレクターとして、アイドル、J-POP、演歌などの音楽番組を制作。2012年、同社退職後、ラジオ各局で、映画をテーマとした番組に出演。評論家・映画コメンテイターとして新聞・WEBなどの映画紹介・映画評などを担当。報知映画賞選考委員、日本映画ペンクラブ所属。
■鈴木ダイ(すずき・だい)1966年9月1日生まれ。千葉県出身。日本大学芸術学部演劇学科卒。1991年、ボストン大学留学。1993年 パイオニアLDC株式会社(現:ジェネオン・ユニバーサル)入社 し洋楽宣伝プロモーターとして勤務 。1997年 パーソナリティの登竜門であるJ-WAVE主催のオーディション合格 。
現在は、ラジオパーソナリティとして活躍するほか、ラジオ・テレビスポット、CMのナレーション、トークショー司会やMCなど、幅広く活躍。 古今東西ジャンルにこだわらないポピュラー・ミュージックへの傾倒ぶり&造詣の深さ、硬軟交ぜた独特なトーク、そしてその魅力的な声には定評がある。